« お別れ | トップページ | ブログについて »

2011年7月18日 (月)

癌の最期

ハト吉が癌と分かった時、獣医師でありながら私は「ハト吉は痛みで苦しい最期を迎えるに違いない」と半ばパニックになっていました。
 何か救いはないかと必死でネット検索をし、同じ病気の猫ちゃんの闘病ブログを見たりしました。
 でも、ハト吉を治す有効な治療は見つからず、闘病中の猫ちゃん達の辛い現実を知っただけでした。

 この頃私が一番辛かった事、それは「ハト吉が苦しんで死ぬのではないか」と想像する事でした。

 でも、今なら言えます・・・「心配しないで大丈夫」

 癌だから痛みに苦しむとは限らないし、苦しい最期を迎えるとも限りません。
 もちろんハト吉もご飯が食べられずガリガリに痩せてしまいました。そんな姿を見るのは辛かったのも事実です。
 それでもハト吉は生きている事をを楽しんでいました。
 ご飯は食べられなかったけど、病気になってから外でお散歩する楽しみが出来ました。母の家庭菜園で半日以上のんびり過ごす事もありました。私と一緒に近所を1周した夜もありました。みんなに甘えてスリスリし、今まで以上に可愛がってもらいました。最期の最期まで人と一緒にいる事を望み、私も全ての時間をハト吉に注ぐ事が出来ました。
 
 癌の最期は決して苦しいだけではないのです。
 闘病生活を少しでも楽しめるようにしてあげられるのは、そして、よりよい最期を迎えられるようにしてあげられるのは飼い主さんだけなのです。
 
 もし、闘病中の猫ちゃんを抱えて苦しんでいる人がいたら「大丈夫。心配しないで。」と伝えたい・・・。

« お別れ | トップページ | ブログについて »

がん治療への思い」カテゴリの記事

コメント

ホモトキシコロジーのワードでこちらに辿り着きました。
FeLV、腎不全でアナフィラキシーもある為にDr選びに難航しやっと信頼できるDrに巡り会う事ができました。
保護時にFeLVのキャリアと分かり常に最期の時を意識し7歳を迎える現在は腎不全の末期症状の最期を意識しながら必死でDrを探しました。
やっと信頼できるDrに出会えたのでこれからは治療はDrに任せて私は大切な我が子のQOLだけを考えていきたいと思っています。

はっちさんの記事を読んで私の現在の想いがリンクしていたので通りすがりですがコメントさせていただきました。

かんさん、コメントありがとうございました。
うちにもFeLVキャリアーの猫が3匹います。
ちょっとした不調でも発症ではないかと心配し、ドキドキします。
病気があるから余計に1日1日元気で過ごしてくれることの有難さを感じます。
かんさんとお家の子もきっと1日1日を大事に過ごされているんでしょうね。
信頼できるDrに出会えたならば安心です。
1日でも長く猫ちゃんがいい状態で過ごせる事を願っています。

随分と前の記事ですが、すごく心が軽くなって救われましたのでお礼をと思いコメントを入れました。
今、私どもの家族(猫、19歳、腎不全で治療の最中にリンパ腫が見つかりその後、この間19歳前に避妊手術してるのでないはずの子宮辺りに塊がある)ガンの疑い…。みつかり…ってそんな状態です

今は抗がん剤治療中でリンパ腫の状態は良くなってきて腫瘍も小さくなり食欲も驚くほど戻り今はただただ子宮の塊が悪さをしないように祈りながら毎週の抗がん剤治療をしてるところです。
19歳でも治療していただける、うちの子をみて向き合ってくれる先生に会えて出来る限り苦しくないように1日でも長く幸せにと先生も出来る限りの事をやってくれてます。

けれど、飼い主本人が不安すぎて安定剤を飲むほど、我が子が弱っていく事が怖くて病気を知れば知るほど不安がつのり……何かにすがる思いで探していましたらこのブログに出会ってすごく心が軽くなりました。
願いは苦しませたくない、痛い思いさしたくないんです。
なんどもなんども読ましていただいて涙しながらそれでも最後まで幸せにいてくれることを願って頑張ろうとおもいます。

ありがとうございましたm(__)m

ごん吉さん、コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたならハト吉共々嬉しい限りです。
大切な家族が病気になると本当に不安で辛い気持ちになります。私もハト吉がいなくなると考えただけで胸が苦しくなり夜も眠れないときもありました。
あれから随分時が経ちました。
今、振り返ってみると辛いことも沢山あったはずですが楽しかったことの方が記憶に残ってます。今もハト吉は私の支えでありいつも幸せな気持ちを呼び起こしてくれる大切な存在です。
ごん吉さんの愛猫さんも今を精一杯生きていると思います。ごん吉さんと過ごすことが何よりの幸せであり薬になると思います。
私たちを含めて全ての命には限りがあります。
未来は誰にもわからない。
「今を大切に生きる」
私がたくさんの別れを経験して猫から教えてもらったことです。
ごん吉さんと愛猫さんの幸せが1日でも長く続くように私もお祈りしてます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1657292/44477717

この記事へのトラックバック一覧です: 癌の最期:

« お別れ | トップページ | ブログについて »

フォト

カテゴリー

無料ブログはココログ